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コンテクスチュアルインクワイアリー

 

目的:

コミュニケーションの”流れ”、”時系列"での作業手順、作業工程で作成または使用された”人工物”、”文化"が作業に対し及ぼす影響、"物理的環境"が作業に対して及ぼす影響などを 理解するため。

 

概要:

リサーチャーが現場に身を置きながら調査を進め、ユーザーの行動の根底にある(外から見えにくい)作業の仕組みを明らかにする観察、インタビューの手法。コンテクスト、 パートナーシップ、解釈、ものの見方の4つの原則に基づいて調査する。

 

手段:

リサーチャーは調査対象である現場に身を置き、文脈に応じて調査やインタビューを 行なう。

 

事例:

 

場所

湘南台駅

 

所要時間

1時間

 

必要なもの

・ミニサイズの立体模型

・簡易マップ

 

内容

湘南台駅を利用している人ということを軸に湘南台駅を利央している人をまず初めに観察をした。観察をしながら、気になる行動をしているユーザーを探す。見つけたら、その人に実際にインタビューをして、なぜその行動をしたかを聞いた。そのユーザーは、友達を待っているとのことだった。そのユーザーはベンチに座っていたので、なぜベンチに座って友達を待っているかを聞いた。すると、そのユーザーは、改札が見渡せるからとのことだった。なので、なぜ立って待つのではなく、座って待っているかを聞くと、自分がベンチで待っていると友人が気を使わなくて済むからという返事が返ってきた。この結果、駅のベンチは、ベンチを使っているユーザーのみでなく、間接的にユーザーと関係している他社にも良い影響を与えるということがわかった。

© 2014by Mizuno Daijiro Lab.

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