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デスクトップウォークスルー

 

目的:

特定の状況を繰り返し再現して分析する、すなわち同じシーンを場所を変えたり、新しいアイデアや修正点を取り入れながら演じるため。

 

概要:

ミニサイズの立体模型を使ってサービスの環境を再現する技法。レゴなどの小道具を 利用すると検証すべき事例をありありと再現して各種のシナリオを実演でき、プロトタイプ開発にも役立つ。

 

手段:

簡単な立体模型を用意し、サービス環境を用意します。略式の簡単な人形でスタッフと顧客のペルソナを有形化し、人形を動かしながらインタラクションをシュミレートしてたような状況を実演します。

 

事例:

場所

湘南台駅

 

所要時間

1時間

 

必要なもの

・ミニサイズの立体模型

・簡易マップ

 

内容

湘南台駅を指定地として、ユーザーがどのように駅を利用しているかを考える。実際に立体模型のユーザーを動かし、駅でどのような動きをして、どのような人と関わり、どんな状況において不便かを検証した。ユーザーが駅の改札口から出てきて、地上に出るまでにどのようなプロセスを踏んでいるかを再現したり、逆に地上から改札に入るまでを再現した。その結果、若い世代や中年世代は、どの出口から出るべきかわかっており、また、どのように切符を買うかなど電車に乗るまでの過程を知っていることがわかった。しかし、高齢者は、改札を出るとどの出口に向かうべきかもわからず、複雑な駅の構図にとまどい、改札出口から駅の構内図が遠いため、地図に気づくことすらできないとわかった。そこから、地図の置き場所がどこかなどを考えたり、そもそもの駅の構造を現状よりも使いやすくできないかなどのアイデアを考えた。

 

© 2014by Mizuno Daijiro Lab.

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